ハリウッド「夢工場」の技術革新
96年2月13日午前5時過ぎ。
夜明け前から、映画の「聖地」ハリウッドは興奮に包まれました。
米国映画界最大の年中行事、アカデミー賞の候補者リストの発表です。
1カ月にわたるお祭り騒ぎが始まりました。
小さな「オスカー」像を巡って関係者の目の色が変わるのも無理はありません。
アカデミー賞は俳優やスタッフ、映画会社に名誉とカネをもたらす金の卵なのです。
ハリウッドの南西、カルバーティに本拠を構えるメジャースタジオ(有力映画会社)、ソニーピクチャーズの本社ロビーにも、過去のアカデミー受賞作の資料が誇らしげに飾ってあります。
もっとも、生き馬の目を抜くようなこの業界で、過去の栄光に浸っている余裕はありません。
「メディアの多様化・国際化に対応するには、いかに暑のソフトを数多く抱えるかが勝負」
・・・と、ブルース上級副社長は言い切りました。
競争の舞台は国内から舞市場に移りつつあります。