文化多元主義の浸透 3
「フランス人も米国映画は大好き。
気晴らしには暗い仏映画より、米国のアクション物を見る。
だから政府も困ってるんだけど」。
フランスからハリウッドの映画スタジオを見学に訪れたマルゴ・リビーも米国映画のファンです。
「でも」とリビーは続けます。
「米国映画を野放しにしておいたらフランスの文化は侵略される。規制は絶対に必要よ」
文化を保護すべきか、ビジネスと割り切るのでしょうか。
映画のようには簡単に結論が出ないようです。
メジャー・スタジオは、ハリウッド周辺地域を拠点とする大規模で有力な映画会社です。
現在はユニバーサル、パラマウント、ワーナー・ブラザーズ、ブエナ・ビスタ、ソニー、20世紀フォックス、MGM/UAの7社。
各社は1910年代以降、東海岸から相次いで移転、30年代には黄金期を迎えました。
50年代にテレビの影響などで観客の映画離れが進み、以後、倒産、買収、合併を繰り返して今日に至っています。
95年、7大メジャーは合計176本を配給、興行収入の84%を占めました。
映画では新興の独立系の追い上げが急ですが、激化するマルチメディア戦争で、映像ソフトを握るキープレーヤーとなりつつあります。