問題を大きく育てる 3
小学生が書き取りの宿題を持ち帰ってきます。
できが悪いと困るから、子どもが書いたものを、親が教科書と見比べて注意します。
よく見る光景です。
子どもはへきえきとしています。
なにしろ、家に帰っても、教科書通りになるまで追いかけられるからです。
私などは文字を書くことが仕事の一部になっていますが、小学生の書き取りテストで満点をとるのはむずかしいものです。
実際にやってみてです。
普段いい加減に済ましているからでしょうが、はねるとかはねないとかはまだしも、たての線がちょっと上に突き出るとか出ないとか、私などはルーペで覗かねばよく見えないような、微細な部分で×になってしまいます。
必要だとはいえ、小学生があまり意味合いもわからず、そんな細かいところと闘わされたのではさぞつまらないだろうと思って、私は娘に逆をやってみました。
私が宿題の書き取りをやり、娘がそれを採点するのです。
彼女の態度は一変しました。