雷様はなぜおヘソを狙うといわれる? その2
『古事記』に、正勝吾勝勝速日天之忍穂耳之命という神様が出てきますが、これは雷の神様です。
忍穂耳はオシホニと読み、ホニはホトともヘソともとれて、つまりおヘソを狙う神様というわけです。
おヘソを狙うといえば迷信でしょうが、おヘソを守るのにいちばんいい姿勢は身を伏せることで、その意味では科学的な意味も認められます。
おヘソなどといえば、いかにも迷信じみて聞こえますが、ベンジャミン・フランクリンが雨の中で凧を上げて、雷の正体が電気であることを証明したのが、わずか300年ほど前の1752年のことですから、決して笑うことはできません。
雷の電気量はものすごいもので、普通の大きさの雷一つで、一戸で100ワットの電球を3個使うとして、2300戸に8時間も電灯をつけられるほどのエネルギー量だそうです。
また雷の音は、放電の際に、その通路にあたる空気が数千度に熱せられて、爆発的に膨張するために起こり、それが遠いとゴロゴロ聞こえるわけです。