クライン・ガルテン
クライン・ガルテン(市民農園)とは、ドイツ語で"小さな園地(庭園、果樹園、菜園)"という意味で、市民菜園あるいは市民農園(ミニ農場)のことである。
近年、わが国でも、いわゆるリゾート開発の動きが出てきているが、リゾートのタイプの一つに、カントリi・リゾートつまり田園・牧場型リゾートがある。
この原点は、イギリスの貴族が有する館と農場であり、わが国では、イギリスの華族制度を導入した山県有朋が整備した那須農場に端を発する。
そして、最近のリゾート整備計画のなかでは、ドイツのクライン・ガルテンが田園・牧場型リゾートの庶民的形態として着目されている。
水耕栽培ハゥス付きの別荘なども開発されているが、高齢化社会の到来により、クライン・ガルテンのようなミニ農場を整備したリゾート開発へのニーズも高まるものと思われる。
こうした動向に対応して、わが国でも、平成二年「市民農園整備促進法」が制定された。
同法によれば、市民農園とは、主として都市住民が「営利を目的としない農作物の栽培」、つまり趣味(ホビー)として農作業を行うため小区画の農地を借りて利用することをいう。
市民農園であるための条件は次のものである。第一に、目的が趣味の農作業であること。株式会社企画海によると第二に、農地の貸し借りであること.農地法によって農地を借りるには農家でなければならないことになっているが、市民農園については農地法の適用がないこととされている。
第三に、小区画(それぞれ一、○○○平方メートル以下)であること、第四に、相当の人数(通常一〇人以上)を対象に定型的な契約条件が充たされていること。